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家づくりコラム

中庭のある家って実際どう?光・プライバシー・暮らしやすさの考え方

「中庭のある家に憧れます」
というご相談は、家づくりの中でもよくいただきます。

外からの視線を気にせず、明るい家にしたい。
子どもが安心して遊べる場所がほしい。
庭をつくるなら、ただ眺めるだけでなく、日常の中でちゃんと使える場所にしたい。

そんな思いから、中庭のある家を検討される方は多いのですが、
一方で

  • 実際に使うのかな?
  • 庭を囲うと暗くならない?
  • 外構にお金がかかりそう

といった不安もあります。

私たち brooms では、中庭は「見た目がおしゃれだからつくる」のではなく、
光・プライバシー・暮らし方を整えるための場所 として考えています。

今回は、実際のお家の事例をもとに、
中庭のある家の魅力と考え方をお話しします。


目次

中庭の良さは、明るさとプライバシーを両立しやすいこと

中庭の大きな魅力は、
大きな窓を取りながらも、外からの視線を受けにくいことです。

道路側や隣地側に大きな窓をつくると、
どうしてもカーテンを閉めがちになったり、視線が気になったりします。
でも中庭に向けて窓を開けば、明るさをしっかり取り込みながら、
落ち着いて過ごせる空間をつくりやすくなります。

特に、住宅地では隣家との距離が近いことも多いので、
「明るくしたい」と「見られたくない」の両方を叶えたいときに、
中庭はとても相性のいい考え方です。


事例①
暮らしの真ん中に中庭がある、コの字型の平屋

こちらは、コの字型の平屋に中庭を設けたお家です。
キッチンが間取りの真ん中にあり、中庭を見ながら家事ができるように計画しています。

▲ キッチンが家の真ん中にあり、中庭を見ながら家事ができる間取り。光と家族の気配を感じやすい住まいです。

玄関を入ってすぐの場所にも、中庭に面した大きな窓があり、
道路側に大きな窓をつくらなくても、家の中にしっかり光が入る住まいです。

▲ 玄関を入ってすぐ、中庭に面した大きな窓から光が入ります。道路側に大きな窓をつくらなくても、明るさをしっかり確保できます。

また、この中庭は見た目のためだけではなく、
子どもや猫が安心して過ごせる場所としても活躍しています。
塀の高さも、外からの視線を切りつつ、猫が飛び越えにくいように配慮。
天気の良い日には、中庭で食事を楽しむことも多く、
暮らしの中でしっかり使われている空間になっています。

▲ 子どもや猫が安心して過ごせるよう、塀の高さにも配慮した中庭。天気の良い日は食事を楽しむ場所としても活躍しています。

中庭があると、
「外に出る」というより、家の延長としてもう一つの居場所が増える
このお家は、その良さがとてもよく表れている事例です。


事例②
開きすぎず、安心感のある“囲われた庭”をつくる

次のお家は、L字型の平屋に、しっかり囲われた外部空間を設けた事例です。
土地にはゆとりがありましたが、ただ大きく庭を開くのではなく、
プライバシーや安心感にも配慮して、外からの視線をやわらかく遮る計画にしています。

▲ 土地にゆとりがあっても、ただ開くだけでなく、柵でしっかり囲って安心感のある外部空間に。明るさとプライバシーを両立しています。

リビングとダイニングはL字に配置され、
その真ん中に中庭のような外部空間があることで、
大きな窓を設けながらも人目を気にせず明るい室内を実現しています。

ご家族それぞれの生活リズムにも配慮しながら、
開放感と落ち着きのバランスを整えた住まいです。

▲ 大きな窓を設けながらも、周囲の視線を気にせず明るく過ごせるリビング。L字型の間取りの真ん中に中庭を配置しています。

また、中庭にはタイルを貼って、室内から気軽に出やすいように計画。
友人を招いて食事をしたり、少し外でくつろいだりと、
日常の延長として使いやすい場所になっています。

▲ タイル張りの中庭は、室内から気軽に出られるもう一つの居場所。食事やくつろぎの場として使いやすいようにしています。

中庭というと完全に建物に囲まれた形をイメージされる方もいますが、
このお家のように、柵や塀を上手に使って“中庭のように使える庭”をつくる
という方法もあります。


事例③
もともとの景色や庭木を活かしながら、安心して使える外部空間に

こちらは、ご実家の近くの土地に建てた平屋です。
もともと生えていた金木犀を残して活かしたいという思いがあり、
庭の配置から家づくりを考えました。

厳密には建物にぐるりと囲まれた中庭ではありませんが、
駐車スペースと庭のあいだをしっかり柵で区切ることで、
安心して使える“中庭のような庭”になっています。

▲ もともとの庭木や景色を活かしながら、駐車スペースとはしっかり区切った安心感のある外部空間を計画しています。

リビングからはタイル貼りで外につながり、
一段下りる形で庭が広がっています。
また、リビングだけでなくダイニングにも窓があり、
食事やお茶をしているときにも、庭の様子を感じられるようになっています。

▲ ダイニングにも庭に向いた窓を設け、食事やお茶の時間にも外の様子を感じられるようにしています。

▲ リビングからタイル貼りで外へとつながる計画。庭をただ眺めるだけでなく、日常の中で使いやすい外部空間にしています。

小さなお子さまがいるご家庭では、
「目の届く場所で遊ばせたい」という気持ちがとても大きいですよね。
このお家では、庭をただ外に置くのではなく、
家の中から見守りやすい位置に、安心して使える居場所としてつくっている
のが印象的です。

庭木や景色を活かしながら、
日常の中でちゃんと使える外部空間にしているところも、
とても brooms らしい考え方だと思います。


中庭は、外構まで含めて考えると暮らしやすくなる

ここまでの事例でも共通しているのは、
中庭は建物の間取りだけで完成するものではなく、
塀・柵・タイル・植栽など、外構まで含めて考えることで初めて心地よくなる
ということです。

  • どこまで囲うか
  • どこから光を入れるか
  • 家の中からどう見えるか
  • 実際に外へ出やすいか
  • 何をして過ごす場所にしたいか

こうしたことを整理していくと、
その家にとっての「ちょうどいい中庭のかたち」が見えてきます。

中庭は、ただおしゃれなだけの空間ではありません。
光を取り込み、視線をやわらかく切り、
家族の居場所を増やすための、とても実用的な考え方でもあります。


明るさも、安心感も、暮らしやすさも。
中庭はそのバランスを整える場所です

中庭のある家は、
開放感がありながら、落ち着いて過ごせる。
外とつながりながら、ちゃんと守られている。
そんなバランスのよさが魅力だと思います。

もちろん、どんな土地にも中庭が向いているわけではありません。
でも、光の取り方やプライバシーに悩んでいたり、
子どもが安心して遊べる外部空間をつくりたかったり、
外をもっと暮らしの中に取り込みたいと思っている方には、
とても相性のいい考え方です。

brooms では、間取りだけでなく外構も含めて、
「そのご家族にとってどんな外部空間がちょうどいいか」を一緒に考えています。

中庭のある家が気になっている方も、
庭のつくり方に迷っている方も、
ぜひお気軽にご相談ください。
brooms と一緒に、光も安心感もある暮らしを形にしていけたらうれしいです。