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ラスモルタル工法は注文住宅の外壁塗壁におすすめ!メリットやデメリットを解説
「ラスモルタル工法」とは、伝統的かつ現代的な魅力を持つ外壁を実現するための施工方法です。
注文住宅の印象を大きく左右する要素の一つである外壁に、耐久性と美しさをもたらす工法として、多くの工務店で採用されています。
今回は、ラスモルタル工法とはどんな技法なのか、またどんなメリットとデメリットにあるのかについて解説します。
目次
ラスモルタル工法とは
ラスモルタル工法では、ラスと呼ばれる金属製の網ラスにモルタルを塗り付けて、壁を作ります。
なおモルタルとは、セメントと砂水を合わせた建築材料のことです。
防水紙を施した下地に金属ラスを取り付け、その上からモルタルを塗り重ねます。
ミルフィーユのように建材を重ねることで、強度と美観を両立した外壁を実現させる手法です。
ラスモルタル工法の特徴とメリット
ラスモルタル工法には、次のようなメリットが期待できます。
- 高い耐久性と耐火性
- 建物の強度の向上
- デザインの自由度の高さ
- 継ぎ目のない美しい仕上がり
高い耐久性と耐火性
ラスモルタル工法で作られた壁は、丈夫で耐久性に優れています。
金属ラスとモルタルが一体化することにより強固な構造を形成するため、地震や台風などの自然災害にも耐える強度を得られるためです。
またモルタルが不燃材料であることから、高い耐火性も期待できます。
建物の強度の向上
ラスモルタル工法を採用すると、建物の構造体と外壁が一体化するため、建物の強度が向上する効果につながります。
長期的な視点で見ると、家の資産価値を維持する効果につながるのは、見逃せないメリットです。
デザインの自由度の高さ
ラスモルタル工法の大きな魅力は、デザインの自由度の高さです。
モルタルは塗り方や仕上げ方によって、さまざまな表情を演出できます。
外壁は住まいの印象に大きな影響をもたらします。例えば凹凸のある仕上げや、色彩豊かな塗装など、好みに合わせた個性的な外観を作り出せるのは、大きな魅力です。
継ぎ目のない美しい仕上がり
建物の外壁に貼るパネル状の板材であるサイディングなどの外装材と異なり、ラスモルタル工法では継ぎ目のない美しい壁面を実現できます。
シンプルでモダンな様子から伝統的な和風の佇まいなど、さまざまなスタイルの住まいの実現が可能です。
ラスモルタル工法のデメリットと対策
耐久性とデザイン性の高さが魅力のガスモルタル工法ですが、次のような弱点があります。
ラスモルタル工法の導入を検討するなら、あらかじめ把握しておきましょう。
- ひび割れのリスクがある
- 定期的なメンテナンスが必要
- 建築コストがかかる
- 熟練した職人の技が求められる
ひび割れのリスク
ラスモルタル工法の課題の一つに、ひび割れのリスクがあります。
しかし、適切な施工技術と材料の選択、そして定期的なメンテナンスによって、このリスクを大幅に軽減することが可能です。
たとえばモルタルに繊維を混ぜると、ひび割れに対する抵抗力を高めることができます。
定期的なメンテナンスが必要
ラスモルタル壁は、定期的なメンテナンスが必要です。
とくに、塗装の劣化や小さなひび割れに気づいたら、早めに対処することが求められます。
ただ、サイディングの外壁は、10年に一度程度の頻度で継ぎ目のコーキングを打ち直す必要がありますが
ラスモルタル壁についてはその必要はありません。
長期的な目でみると比較的ラスモルタル壁の方がメンテナンス費用を抑えられる傾向にあります。
ただ、忘れがちですが、住まいは消耗品です。
日々体をメンテナンスするように、住まいも定期的にメンテナンスすることで、美しい外観と機能的な状態を長く保てます。
コストと職人の確保
ラスモルタル工法は、他の外装工法と比べてやや高コストになる傾向があります。
また熟練した職人の技術が必要なため、施工できる業者が限られるケースも珍しくありません。
しかし長期的な耐久性や美観を考慮すると、投資に見合う価値は十分にあります。
ラスモルタル工法の仕上げ方を選んで住まいをアレンジ!
ラスモルタル工法の仕上げには、各種の選択肢があります。代表的なものは、次のとおりです。
仕上げ方 | 特徴 |
左官仕上げ | 確認が手作業で塗り上げる 湿気調整や防音効果が期待できる |
吹付リシン | 細かな凸凹がある 高級感のある外観に仕上がる |
吹付タイル | 表面は滑らかで凹凸が少ない |
吹付スタッコ | 表面がデコボコしている 重厚感や高級感を演出できる |
どんな風に仕上がるかイメージできず迷う時は、工務店の担当者に、相談すると良いでしょう。
理想の住まいのイメージと実現するための方法について、アドバイスを受けられます。
まとめ
ラスモルタル工法は、耐久性、デザイン性、強度など、多くの利点を持つ外壁工法です。
注文住宅の外壁選びにおいて、ラスモルタル工法は非常に魅力的な選択肢の一つと言えるでしょう。
ただし、適切な施工とメンテナンスが重要であることを忘れずに、長期的な視点で外壁を選ぶことが大切です。
自分の理想の家づくりのために、ラスモルタル工法の特徴をよく理解し、工務店とよく相談しながら決定することをおすすめします。
ラスモルタル工法に興味があおりでしたら、私どもブルームスにご相談ください。
ご予算を含め、お客様のご希望をおうかがいしながら、最適なプランをご提案いたします。