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家づくりコラム

天井の高さで後悔しないために。間取り打合せ前に考えておきたい3つのこと

家づくりのご相談でよく出てくるのが、
「天井は高い方がいいですよね?」「低いと圧迫感が出そうで不安です」
というお声です。

雑誌やインスタでは、吹き抜けの高い天井の写真がたくさん並んでいます。
その影響もあってか、「天井は高い=良い」「低い=失敗かも…」というイメージを
持たれている方も少なくありません。

でも実際に暮らしのことを考えると、
どこもかしこも高くするより、場所によって天井の高さを変えてあげる方が、
心地よく暮らせるケースが多い
と、わたしたちは感じています。

今回は、間取りの打合せに入る前に考えておきたい
「天井の決め方」のポイントを、3つに絞ってご紹介します。


目次

1.どの部屋でどんな時間を過ごしたいかを決める

まず一番大切なのは、
「この部屋で、どんな時間を過ごしたいか」 を具体的にイメージしてみることです。

例えばリビング。
家族が集まって、テレビを見たり、おしゃべりしたりする場所ですよね。
ここは少し開放感があった方が、気持ちも明るくなりやすい空間です。

一方で、寝室や子ども部屋、書斎などは、
「一日の終わりに落ち着いて過ごしたい」「静かに集中したい」場所。
こういった部屋は、あえて天井を少し低めに設定して
“おこもり感”のある落ち着いた空間にする という考え方もあります。

岡山市中区中井にある brooms のモデルハウスでも、
1階のリビング・キッチン・水まわりは天井高2250mm。
数字だけを見ると「少し低め」かもしれませんが、
大きな窓や奥行きのある間取りと組み合わせることで、
ほどよく包まれた安心感のある空間になっています。

脱衣室も同じく2250mm。
乾太くんを台の上に置いても頭上にちゃんと余裕があり、
手元に近い高さで使える、ちょうどよい寸法です。
天井をむやみに高くしなくても、
暮らしに合った高さを選べば、快適さは十分つくれるのです。

▲ 1階のキッチン・リビングは天井高2250mm。
 ほどよく包まれる高さで、落ち着いて過ごせる空間にしています。

▲ リビングも天井高2250mmですが、大きな窓と奥行きのある間取りで、数字以上の広がりを感じられます。

▲ 脱衣室も天井高2250mm。
 乾太くんを台の上に置いても頭上にゆとりがあり、使いやすい高さに計画しています。


2.数字だけで決めず、「光・空調・家具」とセットで考える

天井の高さの話になると、
「2200mmは低いですか?」「2400mmが標準ですか?」と
数字に目がいきがちです。

もちろん数字も大事なのですが、
実際の心地よさは“高さの数字だけ”では決まりません。

同じ高さでも、

  • 窓からどれくらい光が入るか
  • エアコンの位置や風の当たり方はどうか
  • どんな照明器具を付けるか
  • ソファやダイニングテーブルと天井とのバランス

といった条件によって、体感は大きく変わってきます。

モデルハウスのダイニングは、
リビングより少しだけ高い「2400mm」の天井にしています。

▲ ダイニングは天井高2400mm。
 ビングより少しだけ高くして、中庭に面した大きな窓と合わせて開放感を出しています。

中庭に面した大きな窓から光がたっぷり入ることもあり、
食事の時間が、よりのびやかに感じられるような高さです。

一方で、天井を高くしすぎると、
冷暖房の効きがゆっくりになったり、電球交換の手間が増えたりもします。
逆に少し低めの天井は、空調が効きやすく、落ち着きも生まれますが、
窓の取り方や色使いに工夫が必要になることもあります。

「この部屋は何mmにしますか?」ではなく、
「光や空調、家具のレイアウトを含めて、
どんな雰囲気で過ごしたいか」
という視点で考えていくと、
天井の高さの選び方がぐっとブレにくくなります。


3.図面だけで決めない。実際の高さを体感してみる

そしてもう一つ大事なのが、
天井の高さを、図面や数字だけで決めないこと。

「2,200mm」と書いてあっても、
図面だけを見てその高さをリアルに想像するのは、正直かなり難しいですよね。
天井の“ちょうどよさ”は、身長や、今まで住んできた家の高さによっても
感じ方が違ってきます。

そこで brooms では、
間取りの打合せの前に、モデルハウスで
いろいろな天井の高さを実際に体感していただくことをおすすめしています。

岡山市中区中井のモデルハウスは、
あえて場所によって天井の高さを変えています。

  • 1階リビング・キッチン・水まわり:2250mm
    大きな窓や奥行きのある計画と組み合わせて、
    ほどよく包まれた落ち着いた空間に。
  • 隣接するダイニング:2400mm
    中庭に面した大きな窓から光が入り、
    食事の時間を少し特別に感じられる、開放感のある高さです。
  • 2階の寝室・廊下・スタディースペース:2200mm
    天井をぐっと下げて、おこもり感のある落ち着いた雰囲気に。
    細長い窓や間接照明と組み合わせることで、
    低めの天井でも暗さや圧迫感を感じにくいよう計画しています。

▲ 2階の廊下は天井高2200mm。
 細長い窓と奥へ伸びる動線で、低めの高さでも圧迫感を感じにくいようにしています。

▲ 主寝室も天井高2200mm。
 大きな窓からの眺めを楽しみつつ、おこもり感のある落ち着いた空間になっています。

▲ 2階のスタディースペースも2200mm。
 カウンターと連続する窓で明るさを確保しながら、集中しやすい高さにしています。

同じ建物の中で
2200mm/2250mm/2400mm の違いを歩きながら体感していただけるので、
「自分たちには、どのくらいの高さが心地よく感じるか」を
数字ではなく“感覚”でつかんでいただけると思います。


まずはモデルハウスで「高さの違い」を体で感じてみませんか?

天井の高さは、一度建ててしまうと簡単には変えられません。
だからこそ、「なんとなく高めに」「とりあえず標準で」と決めてしまうのではなく、

  • どの部屋でどんな時間を過ごしたいか
  • 開放感と落ち着き、どちらを優先したいか
  • 光・空調・家具とのバランスはどうか

といったことを整理しながら、
ご家族に合った“ちょうどいい高さ”を選んでいきたいところです。

brooms では、こうした天井の高さの考え方も含めて、
モデルハウスで実際の空間を体感していただきながら、
間取りのご相談をお受けしています。

「低い天井って本当に大丈夫?」「数字を見てもイメージがわかない…」
そんなお気持ちのある方は、
ぜひ一度、岡山市中区中井のモデルハウスにお越しください。

2200mm・2250mm・2400mm。
暮らし方に合わせて高さを変えた空間を歩いていただきながら、
ご家族にとっていちばん心地よい天井の高さ を、一緒に探していけたらうれしいです。