開口部(窓)は住空間を構成する上で、快適性や耐久性に大きく影響します。
今回は、弊社で採用している樹脂サッシとアルミ樹脂複合サッシについてそれぞれの特徴を説明いたします。

●それぞれの特徴
・アルミ樹脂複合サッシ
外部がアルミであるため、耐風性においては樹脂サッシより優れています。
また、現在の住宅に採用される大半の窓は半外付けのため地震時の被害を考えると、アルミ樹脂複合サッシの方が樹脂サッシに比べ軽量な分、メリットが高いでしょう。
もう一つのメリットとして、樹脂サッシよりも安価で大開口を実現することが可能です。
近年、複合樹脂サッシは断熱・気密性能が格段に上がってきており、ものによっては樹脂サッシの性能に引けをとらないものもあります。
一方で、断熱性は、樹脂サッシにどうしても適わないということがデメリットとして挙げられます。

・樹脂サッシ
樹脂はアルミより熱の伝わり方が小さいため、オール樹脂サッシは高い断熱性を発揮できます。
断熱性を確実に担保したい方には樹脂サッシをおすすめします。
日本より省エネ住宅に対しての取り組みが進んでいる海外では、ほぼ樹脂サッシが採用されています。
一方で、大開口を採用したい場合に、コストが大幅にアップしてしまう点がデメリットになります。
窓を大きくしようとすると、樹脂枠自体の厚み断面が大きくなるためです。

●ガラスも重要
サッシとしてひとくくりにされるガラスも重要です。
broomsでは、窓ガラスにLow-E複層ガラス(アルゴンガス・樹脂スペーサー)を標準採用しています。
ご要望があれば標準仕様より高い性能のガラスにも対応できます。
窓は、枠だけでなくガラスも併せて初めてサッシとしての性能が発揮されますので合わせて検討するのが良いでしょう。

●broomsでの窓選びについて
家ができ上がった後に変えることが困難な窓については、断熱・水密・耐風・耐久性の高いものを基本的におすすめしています。
窓は躯体と同様に住まう上で安全であることが重要だと考えています。
アルミ複合樹脂サッシ・樹脂サッシはそれぞれにメリットがありますので、broomsでは、個々のお客様にあった窓をご提案させていただきます。