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注文住宅で採光と風通しのよい間取りとは?施工事例から解説
採光と風通しは、注文住宅を建てる際に外せないポイントです。
ただ周囲の環境や立地といった条件によって、採光・風通しともに優れた住まいを建てるのは厳しいケースもあるでしょう。
そこでこの記事では、採光・風通しがよい家を建てる際のポイントを、施工事例とともに紹介します。
採光も風通しも良い注文住宅を作る際の、参考になさってください。
目次
採光・風通しがよく暮らしやすい住まい作り3つのポイント
採光・風通しは、注文住宅を建ててから「こんなはずではなかった」と後悔しても、簡単に修復できない箇所です。
後悔の少ない間取りをデザインするために採光と風通しについて、次の3点を考慮しましょう。
- 1.窓の数を増やしすぎない
- 2.風の出口を作る
- 3.光が入りすぎないよう調整
1.窓の数を増やしすぎない
採光や風通しのいい住まいというと、大きな窓の家や、窓が多い家を思い浮かべるのではないでしょうか。
しかし窓が大きすぎたり、数が多すぎたりすると、家具を配置する場所が限定される可能性があります。
これでは、生活導線が乱れて快適に暮らすのは困難です。
窓の位置やサイズ、数を決める際は、家具を置く場所についても同時に検討しましょう。
たとえば寝室なら、窓を上部に設けると、程よく日が差し込んで気持ちよく目覚められます。またテレビやソファを置くLDKでは、テレビの画面に日差しが差し込まないような工夫が必要です。
2.風の出口を作る
風通しを考えて大きな窓を設置したものの、なぜか風が通らないことはよくあります。
これは、風の入口しかなく、出口がないときに起こる事例です。
風通しのよさを考慮して窓を設置する際は、風の入口と同時に出口についても検討しましょう。
たとえば大きな窓を一つだけ設置するより、小さくても入口と出口となる窓を2つ設けるほうが、風はとおります。
また室内の熱気を効率的に入れ替えるなら、高い位置に窓を設置するのがおすすめです。
3.光が入りすぎないよう調整
採光をよくしたいからと窓を設置しすぎると、眩しすぎたり熱すぎたりして、カーテンを閉めっぱなしで生活することになりかねません。
たとえば南側に窓がある場合、光の反射でテレビなどの画面が見えにくくなることがあります。
また夏場の西日はかなり強いので、注意したいポイントです。
また、日差しが強い西側には窓を作らない、夜の時間帯以外は使用頻度が低い寝室の窓の数は、最小限に留める、といった工夫を凝らすとよいでしょう。
採光・風通しが良い注文住宅の施工事例|倉敷市A様邸
今回紹介する倉敷市のA様邸は、自然あふれる場所に建てられた、ご夫婦とお子様の3人でお住まいの31坪4LDKの平屋です。
外観に使用する素材は落ち着いた色合いの3種類までに抑え、周囲の美しく豊かな自然の景観と調和するようにデザインしました。
LDKをL型の平面形状で設計した倉敷市のA様邸、天井には開放感を演出する勾配天井を採用しました。
明るい光が差し込むことで、さらに広がりのある空間になっています。
内装の木材はナラ材、壁には漆喰塗と、自然素材で統一したシンプルで落ち着いた雰囲気の空間です。
大きな窓から差し込む自然光が、やわらかに室内を包み込みます。
一方リビング空間は、日中、日の光がテレビに映りこまないよう、あえて三方を壁で囲いました。
いつでも快適に、リラックスした時間を過ごせます。
LDKに面した開口部は、大開口のサッシで、十分な採光を確保できるよう設計しました。
その効果で、日中は、照明器具を付けなくても明るく開放的に過ごせます。
まとめ
採光や風通しは、快適な暮らしを大きく左右するポイントです。
リフォーム等で軌道修正するのが難しい箇所でもあるからこそ、注文住宅の間取りを考える際には慎重に検討する必要があります。
ただ実際は、住まいづくりに際して、考えることが山積みでしょう。
時間帯や季節ごとに変わる日差しについてじっくり検討しながら間取りを決めるのは、容易なことではありません。
そんなときは、豊富な知識と確かな技術、そして実際に生活する方の立場になって親身に相談に乗ってくれる施工会社や工務店を選ぶことが大切です。
「我が家のマイホームづくりは、どこに相談したらよいか・・・」
迷われるときは、ぜひ私共にご相談ください。
家づくりと切り離せない土地探しのご相談から、気になる費用まで、住まいづくりをトータルサポートいたします。