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家づくりコラム

注文住宅の照明で後悔!?失敗しないために知っておきたいポイントを紹介

注文住宅の照明選びは、快適な住まいづくりの成功を左右する重要な要素です。
長期的な満足度や経済面にも影響をおよぼすため、慎重な検討が求められます。

しかし、照明選びでの何気ない選択が、思わぬ失敗につながることは珍しくありません。

そこで今回は、注文住宅の照明選びで失敗しないために、知っておきたいポイントについて解説します。
家族皆が長く快適に過ごせる、理想の住まいづくりに役立つ情報ですので、ぜひ参考にしてください。

目次

照明計画で後悔しがちな4つのパターン

照明を計画する際に後悔しがちな、4つのパターンを紹介します。

1.玄関周りが暗い

玄関周りが暗いと、防犯性や安全性が低下するほか、来客に与える印象が低下する可能性があります。

玄関が暗い場合は、次のような方法で対策を取りましょう。

  • 適切な明るさの照明を選ぶ
  • 人感センサーを取り入れる

玄関に必要な明るさの目安

玄関の広さや用途によって、適切な明るさは変わります。目安は、以下のとおりです。

日本産業規格(JIS)の基準

玄関内100ルクス
玄関外側2~30ルクス

出典:日本産業規格の簡易便覧「照明基準総則」

なお、月明かりが約1ルクス、街灯下が約100ルクスとされています。

光を反射する白い壁や窓の効果で、明るい玄関を実現した岡山市のK様邸

2.リビング・ダイニングの明るさ調整ができない

時間帯や用途によって変化するリビングやダイニングの照明には、調光機能を搭載した照明を選ぶのがおすすめです。

たとえば、家族が集まって食事をしたり会話を楽しんだりする時間帯は、明るい空間を演出できる照明が必要です。

一方で、ゆっくりくつろぎたい時間帯は、明るさのトーンを落として落ち着いた空間を演出するのが理想でしょう。

リビングやダイニングでは、次のような照明を取り入れるのがおすすめです。

  • 調光機能があり明るさを調節できる照明
  • 間接照明やスタンドなども採用する

複数の照明を配置して伸びやかな明るさを実現した岡山市のN様邸のリビング

3.寝室の照明が使いづらい

寝室では読書灯や間接照明を活用すると、快適な空間を作りやすくなります。

寝室全体としては、落ち着いた雰囲気を演出したいもの。
しかし、おやすみ前に少しだけ本を読みたいときには、暗すぎる照明では不便に感じます。
だからといって部屋全体を明るくすると、睡眠に向けて十分にリラックスできる環境を整えるのは困難です。

そこで、次のような対策が考えられます。

  • 枕元から手の届く位置に読書灯を設置する
  • 天井や壁に間接照明を導入する

照明は、天井に設置するだけではありません。
必要に応じて複数箇所に照明を設置し、用途に応じた機能を併用することを検討しましょう。

絶妙な明るさのバランスを実現した、岡山市H様邸の寝室

4.キッチンの作業スペースが暗い

キッチンでは、天井からの照明だけでは手元が暗くなり、作業しづらくなるケースがあります。
こういった事態を回避するために、複数の照明を導入するのがおすすめです。

  • 天井の照明と合わせてアンダーキャビネットライトを導入
  • 光が均一に広がるLED照明を利用

アンダーキャビネットライトとは、キッチン上部壁面にあるキャビネットの下に設置する照明器具のことです。
天井からの光だけでは影ができやすい手元を、明るく照らす効果が期待できます。

大きな窓と、複数の照明機器の設置で、明るく伸びやかな空間を実現した、岡山市H様邸のキッチン

照明で後悔しないためのポイント

注文住宅の照明で後悔しないために、設計の段階で次のポイントを意識しましょう。

1.インテリアとの調和を考えて選ぶ

照明は、部屋全体の印象を左右する要素の1つです。

たとえば、空間の奥行きを演出することで広さを強調したり、柔らかな光でリラックス効果を創出したりといった効果を生み出します。

部屋の用途や求める印象・機能に合わせて、照明を選びましょう。

2.省エネ性能が高い照明機器を選ぶ

LED照明をはじめとする省エネ性能が高い照明機器を選ぶと、長期的なコスト削減が期待できます。

省エネ性能が高い照明機器は、初期投資のコストがかかるため、導入のハードルが高いと感じるかもしれません。
しかしランニングコストという観点から考えると、長期的には、省エネ性能が高い照明機器の方がお得に利用できます。

生活は、これから長く続いていくもの。
初期投資に加えてランニングコストについても考慮しながら検討することで、高い節約効果が期待できます。

3.施工会社や工務店に相談する

照明はどんな部屋にも必ず設置する、住宅設計における身近な機器です。

しかし照明に関して、知っておくべき知識は膨大にあります。
後悔のない選択のためには、豊富な知識と経験に基づいた判断が必要です。

自分はどんな風に暮らしたいか、施工会社や工務店の担当者に伝えながら、どんな照明機器をどのように設置するのが最適かのアドバイスを受けましょう。

まとめ

照明計画は、住まいの快適性と機能に大きな影響を与えます。
各部屋の用途や生活スタイルを考慮し、適切な明るさと調光機能を選択することが重要です。

ただ、部屋の数だけ照明機器について検討するのは、容易ではありません。
住まいづくりの専門家のアドバイスを受けながら、最適な照明を選ぶことが重要です。

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