施工事例

玄関とテラスを一つにする「外の間」

倉敷市 S様邸

家族構成:ご夫婦
延床面積:97.12㎡(29.39坪)

ご夫婦が、ゆったりと心地よく過ごせる住まいを目指した平屋です。
広々とした敷地を活かし、建物は道路に対して少し斜めに配置。
風の抜け方や窓から見える景色を意識しながら、近隣からの視線も自然と外せるように計画しました。

外観は、正方形に近い整った形をベースに、軒の出た寄棟屋根を組み合わせた落ち着いた佇まいに。
緩やかな勾配の屋根によって、道路からは低くすっきりと見えるようにしています。

外間を「玄関ポーチ」「外リビング」「庭」と、それぞれを分けて考えるのではなく、一つの空間で色々な役割を持たせています。
普段のくつろぎの場としてはもちろん、雨の日や夜の時間にも心地よく使える場所に。
建物を斜めに配置したことで生まれた余白には樹木を植え、目隠しと景観づくりを兼ねた自然な雰囲気をつくりました。

室内は、開放感のあるLDKと、落ち着いて過ごせる居室とのメリハリを大切にしています。
共用部はなるべくコンパクトにまとめながらも、LDKと個室をしっかり分けることで、心地よい距離感のある間取りに。
低めにそろえた照明計画や、連続感を意識した灯りの配置によって、空間全体にやさしく落ち着いた空気が広がります。

LDKには引き込みの造作障子を設け、普段はカーテンのないすっきりとした印象に。
やわらかな光を取り込みながら、夜には外の照明をぼんやりと映し込む、和の趣ある表情も楽しめます。
開放感がありながら落ち着きもある、人を呼びたくなる住まいに仕上がりました。