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家づくりコラム

【Q&A】許容応力度計算ってなに?2階建て住宅には不要?

こんにちは、ブルームス設計担当の岸本です。

「今どきの家なら、どこに頼んでも地震に強いはず」と安心していませんか?
ところが2階建て以下の木造は、地震に強いかどうか誰もチェックしていない可能性があります。
せっかく建てた家が「地震に強いかどうかわからない」では困りますよね。

今回はこれから家を建てる方に向けて、地震に強い家か見分けるのに役立つ
「許容応力度計算」についてお伝えします。

●地震に強い家か検証する「許容応力度計算」
「許容応力度計算」とは家を設計したときに、地震に強いかを検証する構造計算の方法の1つです。
家を建てるときはこの構造計算を建築士が行い、その検討結果を建築確認申請と一緒に提出します。

●2階建て木造は構造計算をしなくて良い?
ところが現在の法律では、2階建て以下の木造住宅はこの検証結果の提出を省くことができます。
このため設計した家の耐震性を検証するかどうかは、家づくりを頼んだ住宅会社次第なのです。

●「許容応力度計算」は家と家族を守るために必要
また構造計算には「許容応力度計算」の他に、簡易的な「壁量計算」があります。
許容応力度計算は構造の主な部材ごとに、地震でかかる力を計算して耐震性を検証します。
ところが壁量計算は、主に壁の量を見るだけの簡易的なものです。
たとえ構造計算が行われていたとしても、壁量計算では大きな不安が残ります。
家とそこに住む家族を地震から守るには、「許容応力度計算」による検証を行うべきではないでしょうか。

ブルームスでは耐震性の高い住まいを提供するため、
2階建ての木造でも構造専門家による許容応力度計算を全てのお宅に行っています。

より安全で安心な住まいをお考えなら、ぜひブルームスにご相談ください。