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家づくりコラム

【Q&A】住宅ローンの繰り上げ返済はしたほうがいい?メリットとデメリットを解説

こんにちは、ブルームス営業の川谷です。

住宅ローンを組んだあと、手元にまとまったお金ができると多くの方が繰り上げ返済を考えます。
しかし、十分に注意して繰り上げ返済をしないと、逆に損をしてしまうこともあり注意が必要です。

今回はこれからマイホームを検討する方のために、住宅ローンの繰り上げ返済のメリット・デメリットと、
金融機関選びの大切さについて解説します。

●繰り上げ返済のメリット
すべてのローンは借りている額が多いほど、たくさんの利息を支払うことになります。
そのため、繰り上げ返済を行うと、将来の利息の支払いを減らすことができます。
また繰り上げ返済で毎月の返済額を減らしたり、借入期間を短くしたりして生活上の負担を減らせるのもメリットです。

●繰り上げ返済のデメリット
一方、金融機関によって手数料がかかるなど、繰り上げ返済にはデメリットもあります。
この手数料を見落としていると、繰り上げ返済で利息を減らしたつもりが、
逆に多く払うことになりかねません。
また繰り上げ返済で借入期間を短くすると、所得税などが控除になる「住宅ローン控除」の対象から外れてしまうことも。
住宅ローン控除の適用条件は借入期間が10年以上であり、それより短くなると控除が受けられなくなる可能性があります。

●繰り上げ返済は金融機関選びが重要
将来的に繰り上げ返済をするつもりなら、住宅ローンを借りる金融機関は慎重に選ぶようにしましょう。
というのも借入する金融機関の金利によって、繰り上げ返済のメリットが変わるからです。
もし住宅ローンの金利がローン控除の控除率0.7%より低いと、支払う利息よりも控除される税額の方が多いことになります。
つまり繰り上げ返済をしない方が、受けられる恩恵が大きくなるのです。
ただしこれは借入する金融機関の金利や、繰り上げ返済の手数料などによります。
さまざま条件を十分に検討したうえで、住宅ローンの借入先を決めることが重要です。

家づくりを頼む住宅会社は、こうした金融機関選びもしっかりサポートしてくれるところを選びたいですね。