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家づくりコラム

注文住宅でウッドデッキを採用するメリット・デメリットを解説

家族の憩いの場となるダイニングと繋がるウッドデッキに憧れるお客様は多いです。
しかし、ウッドデッキの特徴を理解せずに採用すると後悔してしまうでしょう。
そこで、今回はウッドデッキのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
ウッドデッキを検討している方は、ぜひ、この記事を読んでみてください。

目次

ウッドデッキとは

ウッドデッキとは、木材(または合成木材)で造られた屋外の空間をいいます。
リビングやダイニングとウッドデッキを繋げてアウトドアリビングにする方が多いです。
ホームパーティーをしたりガーデニングやDIYを楽しんだり、子どもの遊び場にしたりと、さまざまな利用用途があります。

ウッドデッキの種類

ウッドデッキの種類は「天然木材」と「合成木材」に分けられます。

天然木材

天然木材は肌触りや風合い、香りが魅力です。
耐久性が低く防腐処理が必要と言われがちですが、「檜」「桧葉」「杉」「栗」「欅」「松」「楢」などを使用すれば安心です。
天然木を楽しみたい方は、これらの中から選ぶと良いでしょう。

合成木材

合成木材は木材に樹脂を混ぜ合わせて作られた人工の木材をいいます。
天然木材と比較して腐食しにくく、とげやささくれなどの心配もありません。
天然木と比較すると人工的な雰囲気が出てしまいますが、メンテナンス性を重視したい方は合成木材を選ぶと良いでしょう。

ウッドデッキのメリット

ウッドデッキをつくるメリットは3つあります。

アウトドアリビングとして活用できる

ウッドデッキを設置すれば、友人を招いてホームパーティーやアウトドアリビングが楽しめます。自宅で食事をするときと雰囲気が違えば、自然と会話が弾むでしょう。
そよ風を感じながら、庭で会話を楽しみたい方はオーニングテントなど日よけを取り付けることをおすすめします。
また、頻繁に外で食事をしたいとお考えの人はガーデンシンクを設置すると、より利便性が高まります。

子供やペットの遊び場になる

ウッドッデッキを設けて、子どもやペットの遊び場にすれば、リビングやダイニングから様子を伺うことができます。
安心して遊ばせられるようになり、家事が捗ることが魅力です。
プールなどで遊ぶときも、ウッドデッキから室内に入れるため、土汚れで悩まずに済みます。

洗濯物を干すスペースになる

ウッドデッキは基本的に日当たりが良く風通しが良い場所に設置されます。
そのため、ウッドデッキを洗濯物スペースにすれば早く乾きます。
1階に洗面化粧室があり2階にバルコニーがある分譲住宅を購入し、家事導線を改善するために、ウッドデッキの増設リフォームを希望される方も多いです。

ウッドデッキのデメリット

ウッドデッキは、さまざまな用途に利用できることがメリットですが、デメリットもあります。

メンテナンスが必要になる

ウッドデッキの木材は乾燥による収縮、湿気の給水による膨張を繰り返すと反ってしまいます。木材が反ってしまうと怪我の原因になり大変です。
そのため、ウレタン塗装して木材を安定させるなどの定期メンテナンスがかかせません。
3年に1回ぐらいのペースで塗装しなければいけないため面倒に感じてしまう人もいます。

掃除スペースが増える

ウッドデッキを設けると掃除スペースが増えます。ホウキで砂ぼこりを取ったり、デッキブラシで汚れを取ったりしなければいけません。
また、飲み物を零したりした場合は中性洗剤を使用してこする必要があります。
こまめに掃除をしなければいけないため、掃除が億劫に感じる方にはおすすめできません。

害虫が発生する恐れがある

ウッドデッキの床下には雨水がたまりやすいです。
なぜなら、ウッドデッキの日陰になり蒸発しにくいためです。その結果、水分や湿気を好む虫が発生しやすくなります。
ウッドデッキの下をコンクリートにしたり、除草シートを敷き砂利を撒いたりなど工夫をすれば害虫が発生するのを抑えられます。

ウッドデッキの施工事例

ブルームスのモデルハウスでは、檜で造ったウッドデッキがあります。檜の肌目は緻密で特有の芳香と美しい光沢を持ちます。耐湿、耐水性、耐久性にも強く、保存性が高いため、ウッドデッキにおすすめです。

ダイニングとウッドデッキを同じ高さで繋げて、家事をしながら子供が遊ぶ様子を伺えるようにしました。
ウッドデッキのメンテナンスを楽にするために、軒を長くとっています。また、プライバシーの確保のため目隠しを設置しています。

まとめ

ウッドデッキとは、木材(または合成木材)で造られた屋外の空間をいいます。
アウトドアリビングやガーデニング、DIY、子どもの遊び場など、さまざまな用途に利用できる空間です。
しかし、メンテナンスをしなければいけなかったり、害虫が発生したりします。
デメリットは工夫すれば解消できるため、専門知識を持った建築士にご相談することをおすすめします。ブルームスでもご相談を受け付けているため、お気軽にご相談ください。