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家づくりコラム

隣家や道路が近すぎる!それでも快適に暮らすアイディア3選【施工事例あり】

「隣家や道路の近さが気になる。」
都市部や住宅地の住まいでは、よくある悩みでしょう。

しかし小さな工夫によって、限られた敷地を有効活用しながら、快適な暮らしを実現することは可能です。

そこで今回は、隣家をはじめとする周辺の環境とうまく溶け込みながら、プライバシーや暮らしやすさを確保するためのアイディアを紹介します。

目次

隣家や道路との適度な距離感を保つデザインの秘訣

空間に物を設置するだけで、視覚の効果により区切りが生まれ、自然と領域を切り分ける効果が生まれます。

ただこのとき漠然と設置物を選んでしまうと、無骨な印象になったり、閉鎖的でネガティブな印象を与える外観になる可能性があるので、要注意です。

プライバシーは確保しながらも、オープンマインドで景色に溶け込む、そんな距離感が理想でしょう。

そんなときに意識したいのが、建物の外観に馴染む色味や素材を選ぶこと。
そして、一見するとプライバシーの確保や隣家との区切りといった機能とは無縁に見えて、実はしっかり役割を果たす植物などを設置することです。

隣家や道路が近くても快適に暮らすアイディア3選【施工事例】

隣家や道路が近くても、小さな工夫を加えることで、周囲の景色に馴染みながらもしっかりプライバシーを確保することは可能です。

ぜひ取り入れたい3つのアイディアを、施工事例を交えながら紹介します。

  1. 1.駐車場や階段で物理的に屋外との距離を確保|岡山市N様邸
  2. 2.馴染みカラーで柔らかい印象を演出|浅口市N様邸
  3. 3.こだわりの植栽でナチュラルに空間を切り分け|岡山市O様邸

駐車場や階段で物理的に屋外との距離を確保|岡山市N様邸

岡山市のN様邸は、46坪の土地に建つ26坪の平屋です。
天井をあえて低めにして横の長さを強調し、しっかりした安定感のある外観にしたN様邸
フェンスの色彩やトーンを住まいの外壁に合わせたことで、ソフトな雰囲気を維持しながらも、プライバシーをしっかり確保しています。

駐車場の両サイドには植栽を設置。隣家とも、さりげなく距離感をとっています。

また限られた広さながら駐車スペースを2台+軽自動車1台を確保し、利便性に加えて道路からの適度な距離感をとることにも成功しました。

軒を出したデザインを採用した岡山市のN様邸
玄関前のポーチ等、屋外とつながる部分は、地上よりわずかに高く設計しました。
高さを出すことによって、緩やかに屋外と切り分ける効果が期待できます。

馴染みカラーで柔らかい印象を演出|浅口市N様邸

浅口市のN様邸は、自然豊かな土地で庭仕事がしたいと建てられた、34坪の平屋です。
広々した庭と植栽が、隣家や道路との自然な境界線の役割も果たします。

玄関前にはヘリを設置し、道路からの視線をしっかりガードしています。
それでも外壁の色彩に合わせているので、自然に景色に馴染み、目隠しとしての堅牢な雰囲気とは無縁です。

柔らかくナチュラルな色調も手伝って、玄関周りの明るい印象を維持できました。

こだわりの植栽でナチュラルに空間を切り分け|岡山市O様邸

岡山市のO様邸の植栽には、外観を整えたり隣家との空間を自然に仕切ったりといった機能面に加えて、ご家族の思い出も詰まっています。

しっかりデザインされた植栽ですが、お子様の記念樹や、以前から鉢植えをして育てていたアジサイなど、愛着のある植物も一緒に植えました。

美しい庭園さながらの大小の石を使い分けたデザインが、プライベートな邸宅としての雰囲気を引き立てます。

まとめ

住宅街にマイホームをもつ場合、どうしても隣家や周辺道路との距離感が気になるでしょう。

ただ住まいの外観は、近隣の住人の方やお客様の目に留まる箇所。
周囲の環境に馴染みながらも、安心してご家族が生活できるようなバランスを保ちたいところです。

そんなときは、明るく開放感に溢れた雰囲気を維持しながらも、しっかりプライバシーを確保できる工夫を凝らすことで乗り越えましょう。
視覚の効果を利用すれば、さりげない工夫で、軽やかにプライベートを確保できます。

「なんとなく理想のイメージはあるけれど、具体的にどんな方法があるかわからない・・・」

うまく言葉にできない思いもそのまま、私共にお聞かせください。
お客様のふんわりした状態のイメージをおうかがいしながら、理想を現実に変えるお手伝いをいたします。