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注文住宅で駐車場を作る際の注意点3選|コンクリート以外の選択肢は?
注文住宅での駐車場づくりで、多くの方がコンクリート舗装を選択します。
これは、コンクリートの駐車場に、耐久性の高さやメンテナンス不要といったさまざまなメリットがあるためです。
ただデザイン性や予算、メンテナンス性を考慮すると、他の選択肢を検討するケースもあるでしょう。
そこでこの記事では、駐車場の舗装材選びのポイントと、コンクリート以外の選択肢について解説します
駐車場全般に関して知っておきたい事項は、こちらを併せて御覧ください
目次
駐車場舗装材料の種類と特徴
駐車場の舗装に使われる材料には、次のようなものがあります
コンクリート舗装
コンクリート舗装とは、セメントと砂利、砂、水を混ぜた素材を用いた舗装です。
広く注文住宅の駐車場に活用されています。
メリット | 耐久性が高く長持ち 重量車両にも対応可能 メンテナンスや清掃がしやすい |
デメリット | 初期費用が高い 乾燥に時間がかかる ひび割れが発生する可能性がある デザインの自由度が低い |
コンクリート舗装の大きな魅力は、長期的で高い耐久性と維持のしやすさです。
ランニングコストやメンテナンスコストを考えるなら、かなり有力な候補となるのがコンクリート舗装でしょう。
外観の単調さが気になる場合は、表面処理や着色などのオプションを追加することで、見た目の単調さを軽減することもできます。
アスファルト舗装
アスファルト舗装は、石油から精製されたアスファルトと骨材(砂利や砂)を混ぜて用いる舗装です。
メリット | 初期費用が比較的安い 施工期間が短い 工事後すぐに使用可能 |
デメリット | 経年劣化しやすく耐用年数が短い 狭い場所では施工しにくい |
アスファルト舗装は、コストを抑えたい場合によく利用される材料です
柔らかい素材のため経年劣化しやすく、紫外線や熱によっても劣化します。
そのため、長持ちしないのが弱点です。
またアスファルトローラーが入れる場所でないと施工できないため、狭い敷地や変形した敷地では利用できないことがあります。
インターロッキング
インターロッキングとは、レンガのような見た目の人工素材(インターロッキングブロック)を用いた舗装です。
メリット | 透水性が高く浸水防止しやすい 熱を抑えられる デザインの自由度が高い |
デメリット | 初期費用が高い 施工期間が長い 隙間から雑草が生える 経年劣化や地盤沈下によって段差が生じやすい |
施工当初は美しい見た目が魅力的ですが、メンテナンスに手間がかかります。
またブロックの種類によって追加の工事費用がかかるケースがあるため、インターロッキングを選択する際は、予算にゆとりを持たせると良いでしょう。
砂利・砕石
砂利・砕石舗装とは、小さな石や砕いた石を敷き詰めて作る舗装方法です。
メリット | 初期費用が安い 工期が短い 施工後すぐに使用可能 |
デメリット | 耐久性が低い 定期的な交換が必要 雑草が生えやすい 清掃が難しい |
石の自然な風合いと低コストが魅力の砂利・砕石ですが、長期的には維持管理に手間がかかります。
とくに雑草対策や砂利の交換など、定期的なメンテナンスが必要となります。
駐車場の施工事例|岡山市O様邸
岡山市O様邸の駐車場は、コンクリートをベースに、装飾的なデザインや石の自然な風合いを取り入れました。
カーポートもあるので、車はもちろんのこと、コンクリート材の耐久性アップも期待できます。
駐車場の舗装材を選ぶ3つの注意点
駐車場の舗装材を選ぶ際は、次の3つの点にご注意ください。
- 1.気候条件との相性
- 2.使用頻度・車両重量
- 3.予算
気候条件との相性
駐車場の舗装材を選ぶ際、気候条件との相性は重要です。
たとえば岡山県であれば、地域や立地にもよりますが、夏は高温多湿となり、冬は比較的穏やかな気候です。このような気候の特性を踏まえて、夏の猛暑や冬の寒さに耐えながら、梅雨や長雨、台風シーズンの雨にも耐えられる素材を選びましょう。
気候に適した舗装材を選ぶことで耐久性が向上し、メンテナンスの頻度を減らせます。
長く生活することを考えれば、メンテナンス費用を抑えられる素材を選ぶことが重要です。
使用頻度・車両重量
駐車場の舗装材を選ぶ際は、使用頻度と車両重量との相性を考慮しましょう。
頻繁に使用する駐車場や車両の重量が予想される場合は、耐久性の高い舗装材が必要です。
たとえばコンクリート舗装は、高い強度と耐久性を持ち、頻繁な使用や重量車両に適してます。
砂利舗装は軽量車両や使用頻度の低い場所におすすめです。
アスファルト舗装は中程度の使用頻度と車両重量に対応できますが、高温時の変形に注意が必要です。
適切な素材の選択により、長期的な維持コストを守ることができます。
予算
駐車場の舗装材を選ぶ際の予算には、次の2つの要素が含まれます。
初期費用
長期的な管理コスト
たとえばコンクリート舗装は初期投資が高いものの、耐久性が高いのが特徴です。
長期的には、コストパフォーマンスがいい舗装材といえます。
予算や使用頻度、車両重量などの条件に応じて舗装材の特性を比較し、最適な選択をすることが大切です。
まとめ
駐車場を作る際は、予算や外観はもちろんのこと、土地の気候や車両重量など、さまざまな条件を包括的に検討することが大切です。
予算を抑えたいからと安価な舗装材を選ぶと、メンテナンスコストがかさみ、かえって経費がかさむ可能性があるので注意しましょう。
駐車場をどんな風に設計すれば良いか迷う時は、私どもブルームスにご相談ください。
お住まいを立てる土地の性質やお車のご様子、そしてお客様のご意向を伺いながら、最適な洗濯ができるようご提案いたします。
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