ブログ

2022.10.6

家づくりコラム

注文住宅でランドリールームはなぜ人気？間取りのポイントや湿気対策も解説

ランドリールームは、洗濯物を干したり畳んだりが1ヵ所で済むことから最近人気となっている間取りです。
ただ初めての家づくりでは、ランドリールームとはそもそもどんな部屋か、どうすれば使いやすくなるかわからない、という方も多いと思います。

そこで今回はランドリールームのメリット・デメリットと、他の洗濯物を干す場所との違い、間取りを考えるうえでのポイントをわかりやすくお伝えします。

話題のランドリールームは、洗濯という家事を効率的にする以外にも次のようなメリットがあります。

ランドリールームがあれば、濡れた洗濯物を離れたところまで運ばなくても済みます。2階のバルコニーに干す場合は、重い洗濯物を持って階段を上がらなければなりません。ランドリールームなら洗濯機から取り出しながら、そのままそこで干すことができます。

ランドリールームなら、天気や時間帯を気にせず洗濯物が干せます。梅雨や夕立が心配な季節、帰りが夜遅くになったときなど、外干しが難しい条件でもランドリールームなら心配ありません。毎日しっかり洗濯ができて、洗濯物をためてしまわずに済みます。

一般的な洗面室なら洗濯機を置くスペースと、服を脱ぐスペースがあれば十分です。しかし、ランドリールームは通常の洗濯機置き場より広さが必要となり、その分コストがかかるという注意点があります。ランドリールームは洗濯物を干すスペースや、畳むためのカウンターなどを作るスペースが必要になるからです。　

しかし、もしバルコニーの使い道が洗濯物を干すだけなら、ランドリールームを設けることでバルコニーが不要になります。そうすると、バルコニーを作るコストが削減できるため、トータルの建築費は大きく増えずに済むということになります。

ランドリールームの他にも、家の中に洗濯物を干す方法があります。例えば家の外側にサンルームを作れば、そこに洗濯物を干すことができます。また2階のホールを広くすれば、そこでも洗濯物は干せるでしょう。

しかしどの方法も、洗濯物をそこまで運ばなければいけません。持ち運ぶ必要がなく、洗濯機のすぐ横に干せるランドリールームの方が、労力がかからないのです。

他に洗濯機に付いている乾燥機能を使う方法もあります。しかし乾燥機では厚手の衣類は乾きにくく、ワイシャツなどはシワになり、さらに電気代もかかります。そのためランドリールームを作った方が、手間もランニングコストもかからずに済みます。

ランドリールームの間取りを決める第一のポイントは、洗濯物をどこで畳むかです。
お子さんが小さいと様子を見られるように、リビングで洗濯物を畳むという方は多いでしょう。
するとランドリールームに洗濯物をたたむスペースを作っても、無駄になる可能性があります。

また洗濯物を畳むのがリビングなら、自然とアイロンがけもリビングになるのではないでしょうか。
こういったお宅では、ランドリールームにカウンターを作る必要がなくなります。

またランドリールームにどれくらい洗濯した衣類を収納するかも、間取りを考える大切なポイントになります。
家族が日常的に使う下着類を入れるのか、それともタオル類程度なのかで収納の大きさが変わるためです。

洗濯物をどこで畳むか、どんな物を収納するかをよく検討して間取りを考えると、無駄のないランドリールームを作ることができるでしょう。

ランドリールームは濡れた洗濯物を干すため、どうしても湿気がたまりやすくなる点にも注意が必要です。
湿気がたまってしまうとカビが生えたり、洗濯物に部屋干しの嫌な臭いが付いたりしてしまいます。
そのためランドリールームには、湿気を外へ吐き出す換気扇を付けるようにしましょう。

また梅雨など特に湿気が多い時期は、換気扇だけでは湿気を十分に吐き出せない可能性があります。
そうした時期は除湿機を併用するのがおすすめです。
しっかり湿気を取りのぞけるように、除湿機を置くためのスペースやコンセントの配置も計画しておきましょう。

ランドリールームは洗濯家事を楽にしてくれる人気の間取りです。
サンルームなど他の室内干しの方法に比べても、洗濯物を運ばなくて良いなどのメリットがあります。

実際に作るときはどこで洗濯物を畳むか、どれくらい収納が必要かも合わせて考えてから計画すると、無駄のないランドリールームができます。
ブルームスではお客さまに最適なランドリールームをご提案いたしますので、気になる方はお気軽にご相談ください。