ブログ

家づくりコラム

【注文住宅の資金計画】見落としやすい3つの注意点を解説

注文住宅を建てる際、最も重要なのが資金計画です。
綿密な計画を立てないと、予想外の出費や負担増加につながる可能性があります。

そこで本記事では、注文住宅の資金計画において見落としやすい3つの注意点を詳しく解説します。
これらの点に気をつけることで、より安定した資金計画を立てることができるでしょう。

目次

注意点1.建築費以外の諸経費を忘れずに

注文住宅の資金計画を立てる際、多くの人が建築費のみに注目しがちです。
しかし、実際には建築費以外にも様々な諸経費がかかります。
これらを見落とすと、予想外の出費に悩まされる可能性があるため、ご注意ください。

考慮すべき主な諸経費には、次のようなものがあります。

  1. 1.土地購入費:建物を建てる土地の購入費用(場所や広さによって大きく変動)
  2. 2.仲介手数料:不動産業者を介して土地を購入する場合にかかる費用
  3. 3.登記費用:土地や建物の所有権を登記する際にかかる費用
  4. 4.各種税金:不動産取得税、登録免許税、固定資産税など
  5. 5.設計監理費:建築士に支払う設計や工事監理の費用
  6. 6.外構工事費:庭や駐車場、フェンスなどの外構工事にかかる費用
  7. 7.インテリア費用:カーテンや照明器具、家具などの費用

これらの諸経費は、建築費の20〜30%程度になることもあります。
資金計画を立てる際は、これらの費用も含めて総合的に考えることが大切です。

注意点2.ランニングコストを考慮に入れる

注文住宅の資金計画では建築時の費用だけでなく、入居後のランニングコストも重要な検討事項です。
主なランニングコストには、次のようなものがあります。

  1. 1.住宅ローンの返済:毎月の返済額は、借入額や金利、返済期間によって変動
  2. 2.光熱費:電気、ガス、水道などの基本的な生活に必要な費用
  3. 3.修繕費:建物や設備の経年劣化に伴う修繕にかかる費用
  4. 4.固定資産税・都市計画税:毎年かかる税金(土地や建物の評価額によって変動)
  5. 5.火災保険料:住宅ローンを組む際に加入が必須となることが多い保険の費用
  6. 6.管理費・修繕積立金:マンションの場合に必要となる費用

これらのランニングコストは、家族構成や生活スタイル、住宅の性能などによって大きく変わります。

たとえば、高性能な断熱材を使用すれば、光熱費を抑えられる可能性があります。
また、メンテナンスフリーの外壁材を選べば、長期的な修繕費を抑えられるかもしれません。

初期費用を抑えたいからと低価格な材料を選択したことで、将来的なランニングコストの負担を増加させる可能性もあります。
資金計画を立てる際は、こうしたランニングコストも考慮に入れ、長期的な視点で総合的に判断することが重要です。

なお気になる住宅ローンの設定の仕方については、こちらの記事をご参照ください。

注意点3.予備費の確保を忘れずに

注文住宅の建築中や完成後に、予想外の出費が発生することは珍しくありません。
そのため、資金計画には必ず予備費を組み込むことが大切です。

予備費が必要となる主な場面には、次のようなものがあります。

  1. 1.地盤改良工事:土地の地盤が弱い場合、追加の工事が必要になることがあります
  2. 2.設計変更:工事途中で設計変更を行う場合、追加費用が発生します
  3. 3.資材価格の高騰:建築資材の価格が上昇した場合、追加費用が必要になる可能性があります
  4. 4.追加オプション:工事途中で追加のオプションを選択する場合の費用
  5. 5.引越し費用:新居への引越しにかかる費用
  6. 6.家具・家電の購入:新居に合わせて新しい家具や家電を購入する費用

岡山県で注文住宅を購入する際は、地盤改良工事を考慮に入れる必要があります。
詳細は、こちらをご参照ください。

一般的に予備費、総予算の5〜10%程度を予備費として確保しておくことをおすすめします。
予備費をあらかじめ設定しておけば、予想外の出費にも柔軟に対応することが可能です。

また使用しなかった予備費は、ローンの繰り上げ返済や、より快適な住環境づくりのために活用することができます。

まとめ

綿密な資金計画を立てることが、将来的な金銭的負担を軽減し、より快適な住まいづくりを実現するポイントです。

注文住宅の購入は、人生で最大規模の買い物でしょう。
そして、最初で最後の経験という人がほとんどです。
自発的に情報を集めるのはもちろん大切ですが、専門家のアドバイスを積極的に取り入れながら、慎重に計画を立てていきましょう。

ブルームスは、住宅の購入にまつわる資金計画から、じっくりお客様に寄り添ってトータルサポートしております。

「こんなこと、質問してもいいのかな・・・」

「聞きたいことがありすぎて、うまくまとまらない」

そんなときはどうぞ、私どもにご相談ください。
お客様の言葉に丁寧に耳を傾けながら、お客様が思い描く理想を最大限実現するためのお手伝いをいたします。